どっちがステマだ
さて、この話題において『サンデーモーニング』は小泉陣営のステマ問題について報じましたが、その内容には不適切と考えられる箇所がありました。
「立候補を取り消すくらいの事案」小泉進次郎陣営の“ステマ疑惑”に波紋広がる…「あってはならない事」「小泉氏は大きなダメージ」コメント欄で厳しい声相次ぐ | 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/82478「週刊文春」が報じた小泉進次郎農水相陣営による「ニコニコ動画」でのステルスマーケティング疑惑について、陣営側が事実関係を大筋で認めたことが大きな反響を呼んでいる。 記事では、小泉陣営で選対「総務・広報…
アナウンサー:持ち前の“発信力”に陰りも見える中、思わぬトラブルも...
小泉進次郎氏(VTR):一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、申し訳なく思う。
アナウンサー:陣営の牧島かれん元デジタル大臣の事務所が、コメントの投稿を関係者に指示したというもの。メールで指示された具体的な例文としては、「去年より渋みが増したか」「泥臭い仕事もこなして、一皮むけたのね」などと小泉氏を持ち上げる言葉のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」など、他の候補を揶揄するようなものもありました。
『サンデーモーニング』は「ビジネスエセ保守に負けるな」という例文について「他候補を揶揄するようなもの」と認識していますが、今回の候補には、保守を名乗った政治活動で私腹を肥やしているような「ビジネスエセ保守」はいません。
論理的に考えて、小泉陣営が想定した「ビジネスエセ保守」とは、小泉氏を非難する外部の「ビジネスエセ保守」と考えられます。
今回の総裁選において、保守を標榜したビジネスを展開しているような候補はいません。『サンデーモーニング』の「揶揄」という表現は、保守色が強い高市早苗氏を貶めるステマである可能性があります。実際、『サンデーモーニング』は、前週の放送でも高市早苗氏を直接的・間接的に攻撃していました。

