まさに『サンデーモーニング』お得意の反原発全開の展開です(笑)。このエネルギー基本計画の問題点については、『月刊Hanada』3月号で詳細に指摘しています。

再エネ最大活用で日本は持続不可能社会に|藤原かずえ【2025年3月号】
https://hanada-plus.shop/products/845・エネルギー計画の落とし穴・「手段の目的化」そのもの・再エネ、経済性の噓・火力発電廃止で価格暴騰・CO₂排出量のレトリック・環境先進国ドイツの実態・現実的ではない蓄電量・再エネの安全性は高くない ページ数:12ページ(PDF)掲載号:月刊Hanada2025年3月号 ※商品の特性上、購入確定後のキャンセル・交換・返品(返金)はお受けできません。
結論を言えば、再生可能エネルギーを増やせば増やすほど、それと同量の火力発電をバックアップ電源として確保する必要があり、原発を主力電源として利用するよりも経済性・環境性・安全性の面で大きく劣ることになるということです。
現在の日本の原発は、高い防波堤に囲まれた要塞のような外観を呈しており、高台に非常用電源を設置するなど、2011年の状況とは比較にならないほど高い安全性が確保されています。すべては福島第一原発事故の教訓を確実に反映したものであり、今回のエネルギー基本計画でも、II章において、事故後の歩みが明示的に述べられています。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/20250218_01.pdf
「この計画を策定するプロセスで、福島第一原発の教訓はちゃんと反映されているんだろうか」などという疑問が生じたとすれば、それは残念ながら膳場氏の怠慢です(笑)。
また、今回のエネルギー基本計画の話題は、岸田政権の2024年5月から議論が始まり、十分な議論を経て案を策定・公開した上で、パブリックコメントを募集し反映しています。「国民的な議論を十分経たと思えない」などという疑問が生じたとすれば、それも残念ながら膳場氏の怠慢です(笑)。
このように、日本のメディアがいつまで経っても思考停止状態で、お題目のように「福島の教訓を忘れたか」と言っているのはどうかと思います。

「こりずに原発回帰」エネルギー基本計画に感情論むき出しの新聞論調に異議あり 新聞に喝! ブロガー・藤原かずえ
https://www.sankei.com/article/20250112-LFSK42JT4FIE5HWCY77QBZK3OQ/昨年12月17日、経済産業省は「第7次エネルギー基本計画」の原案を公表しました。その骨子は「再エネ(再生可能エネルギー)か原発(原子力発電)かといった二項対…