番組は当初からクルーズ船の対応を「後手後手」と非難する一方、安倍政権が先手を取って学校の休校を発表すると、今度は子どもの保育のため親が働きに行けなくなると非難するなど、スーパーモンスタークレーマーぶりを如何なく発揮しました。
その後に感染が進むと、マスクをしない人、街を歩く若者、飲食店で食事をする人々を極悪人のように非難しました。コロナ感染の波はウイルスの変異によるものですが、番組はこれを「気の緩み」とする精神論を展開したのです。
支離滅裂なコロナ対策評価
国民の自由を最大限守るよう緊急事態宣言に消極的だった安倍政権に対しては、国民の命を守れない無能であるかのように非難を繰り返し、緊急事態宣言を乱発させるゼロコロナ派の急先鋒として日本経済を窮地に追い込みました。
「感染者を十分減らさないうちに緊急事態宣言を解除すると次の波が大きくなる」という非科学的デマを唱え、緊急事態宣言の解除を不必要に遅らせるのに大貢献しました。
感染数の少なかった日本の安倍政権と菅政権を罵倒する一方で、感染爆発したドイツのメルケル首相やニューヨーク州のクオモ知事を英雄化するなど、コロナ対策の評価も支離滅裂でした。
すでに海外では大規模なスポーツイヴェントが開催されていた2021年の夏には、東京五輪と国民の命のどちらが大切かという【感情的恐喝】を繰り返し、五輪の無観客化の実現に大貢献しました。
ちなみに、第5波は東京五輪開催前に感染が収束し、東京五輪はコロナ感染に何も影響を与えなかったことが判明しました。
五輪開催記念『サンデーモーニング』の東京五輪反対報道を検証する(前編)
https://agora-web.jp/archives/2052390.htmlTBS『サンデーモーニング』は、開催地決定から開催に至るまで、東京五輪の価値をひたすら貶めるある種の「ディスカウント東京五輪運動 Discount Tokyo Olympic campaign」を展開してきました。五輪の運営を客観的に分析し