私はノアの神の信仰者
あなたは神を信じますか?
いきなりセンシティブな文から始めてしまったが、「神を信じますか?」という質問を親しくない人からされたり、不快な宗教勧誘を受けた場合に用意している返答がある。
「私はノアの神の信仰者です」
この返答を聞き、ほとんどの人の顔が「?」になる。逆に「あなたもそうですか!!」と言われたら仲良く話してしまうかもしれない。ノアの神とは一体?
説明しよう、ノアの神とは『ウルトラマン』第7話「バラージの青い石」に登場したウルトラマンに似た像の事。5000年前、バラージ王国(架空の国)に磁力怪獣アントラーが出現。アントラーからバラージ大国を救ったのがノアの神である。
つまり「ノアの神の信仰者」というのは「ウルトラマンの信仰者」という事だ。これを説明すると大抵の人はあきれ返ってそれ以上何も聞かなくなる。
58年前にデザインされ作られたヒーローが今でも人気があり、数いるヒーローの中でもトップランクに君臨している事自体が神がかっている。初代ウルトラマンのシンプルすぎる美しさは現代のウルトラマンとえらい違いだ。まあそれも仕方がない。初代を超えられないから色々とデザインを足していくしかないからね。
日本の巨大ヒーローを牽引し続けている初代ウルトラマンは美しい。美しいからこそ多くのファンがいて多くのグッズが求められる。
今回は多くのファンが作った初代ウルトラマン関連マスクをご紹介しよう。
現存しないAタイプ
でもその前に初代ウルトラマンのマスクに関しちゃんと説明しておかないと。初代ウルトラマンのマスクはA、B、Cの3タイプある。マスクは全て違った原型。AタイプとBタイプは似ているが原型は違う。
BタイプとCタイプはFRP素材だが、Aタイプだけはラテックス製(ゴム)だ。撮影で使われたマスクは現存していないが、当時作られたCタイプの型から抜かれたオリジナルモールドマスクは2つ存在する。
Aタイプのマスク。オリジナルはラテックスなので表面が粗い。それが表現されている。