川勝知事、リニア妨害シナリオ|小林一哉

川勝知事、リニア妨害シナリオ|小林一哉

静岡県のリニア問題責任者を務める副知事による記者会見は、デタラメだらけだった。この記者会見の本当の目的とは――。


根拠ゼロのデタラメ会見

2月5日の森副知事、石川部長の記者会見(静岡県庁、筆者撮影)

静岡県のリニア問題責任者を務める、森貴志副知事、石川英寛・政策推進担当部長が2024年2月5日、『リニア中央新幹線整備の環境影響に関するJR東海との「対話を要する事項」について』と題する記者会見を開いた。
 
記者会見のテーマは、いまから4年以上も前の2019年9月30日、JR東海に示した「引き続き対話を要する事項」、いわゆる47項目のリニア協議事項を蒸し返すことだった。

47項目のうち、水資源に関する26項目のうち17項目は「終了」、9項目は「未了」、生物多様性17項目、トンネル発生土4項目はすべて「未了」であり、合計30項目の「未了」を今後も「対話」を続けるという「成績表」を発表した。
 
この会見の目的は、川勝知事のリニア妨害シナリオに沿って、何としてもリニア工事着工を認めない強い意思表示を、テレビ、新聞で報道してもらうことしかない。
 
はっきり言って、それだけであり、発表内容はすべてがデタラメである。
 
驚いたのは、発表資料をよく読んでみると、2019年当時の47項目だけでなく、同年以降、川勝平太知事のわけのわからない新たな主張が「引き続き対話を要する事項」に盛り込まれていたことだ。
 
つまり、30項目の「未了」だけではなく、“知事御用達”の新たな項目が追加されていた。
 
川勝知事は昨年11月になって、田代ダム取水抑制案を認めることで、大井川下流域の水資源保全が解決したことをようやく了解した。
 
水資源確保の解決策・田代ダム取水抑制案は、川勝知事の妨害などでJR東海と東京電力RPの協議が遅れに遅れたが、大井川流域市町長らの強い要請もあって、川勝知事も認めざるを得なかったのだ。
 

「たられば」でボーリング反対

2月7日村田鉄道局長を待ち構える川勝知事(静岡県庁、筆者撮影)

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