籠池長男が反省告白 両親は安倍総理に謝れ!|小川榮太郎×籠池佳茂

籠池長男が反省告白 両親は安倍総理に謝れ!|小川榮太郎×籠池佳茂

月刊『Hanada』2018年9月号に掲載され、大反響を呼んだ「籠池長男が反省告白 両親は安倍総理に謝れ!」の全文をついに公開!「森友問題とは何だったのか?」。衝撃の真実がいま明らかになる――。


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メディアスクラムの渦

小川 この1年、籠池家ではあまりにもいろんなことがあったのではないですか。

籠池 よもやここまで世間を巻き込んだ大騒動になるとは、考えもしませんでした。いまとなれば、「あの時こうしていれば」と思うこともあるのですが、経験したことのない渦に巻き込まれ、誤った選択やボタンのかけ違いを重ねて、事ここに至ってしまいました。

その過程で、世間を騒がせただけでなく、安倍政権にまで多大なご迷惑が及ぶことになり、大変申し訳なく思っております。私だけでなく、両親も安倍夫妻に謝罪しなければならない。また、幼稚園の園児や保護者の皆さんをはじめ、周囲の多くの人にも、両親に代わってお詫び申し上げます。

小川 保守派を標榜し、安倍総理を敬愛しているとまで言っていた籠池泰典前理事長が豹変して、政権批判に及んだのは驚きでした。

籠池 両親の態度の急変については、ひとえに私と両親の判断ミスが引き起こしたことです。順を追って詳しくお話ししたいと思いますが、メディアスクラムの渦から逃れたくて選んだ選択肢が、ことごとく誤った方向に行ってしまった。  

もちろん、最終的に進む方向を選択したのは自分たちですから、責任は負わなければなりません。ただ、全国的な報道の渦に巻き込まれ、野党や朝日などのメディアから雁字搦めにされていくなかで、地方の一幼稚園では対処しきれず、逃れられない泥沼にみこまれてしまったこともたしかです。

小川 前理事長の補助金の詐取容疑や、あたかも安倍総理や昭恵夫人が国有地売却に関与したかのような物言い、あるいは偽証に近い発言などについては批判されても仕方ありません。拙著、『徹底検証「森友・加計事件」──朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』でも、そこは厳しく書きました。

しかし、その前の段階、つまり教育内容についてマスコミから袋叩きにされ、国有地の問題もまだ疑惑の段階だったにもかかわらず、家の前も幼稚園の周りにも立錐の余地がないほどマスコミが連日押し掛けた。これが正しい報道の在り方だったとは全く思えません。

昨年の報道後の状況を詳しく伺いたいと思います。

籠池 私と両親は、事情があって2016年の10月に再会するまでの間、4年ほど疎遠になっていました。私の息子が4歳になるので、幼稚園に入れるならやはり森友学園の塚本幼稚園に入園させたいと考え、この時期に再会したのです。

園に行って父と久しぶりに昼食をともにした際、「翌年4月に控えている開校に向けて、いよいよ頑張っている」 「苦労もあったけれど、酒も断って、やっとここまできた」と話していました。父が小学校開設を構想し始めて、もう10年近く経っていました。  

開校に影響があってはいけないと考えて公にしていませんでしたが、父は16年11月に敗血症になり、入院しています。馬力の要る仕事をしてきたから、体にガタがきたのでしょう。大丈夫かと心配していた矢先に、昨年2月の報道が出たのです。

小川 報道は一気に過熱しました。

編集部 朝日の第一報は、①国有地売却額非公表②新設小学校の教育内容③昭恵夫人が名誉校長という、のちに問題となる要素をすべて含んでいました。新聞は①と②が中心でしたが、テレビは③とも関連する塚本幼稚園の教育内容に集中していた。

幼稚園報道が過熱

籠池 取材が殺到していた一方で、運動会での選手宣誓や教育勅語を暗唱している園児たちの姿、そして昭恵夫人が塚本幼稚園に講演に来た際の映像などがどこから流出したのか、テレビで報道され、園に批判的な元保護者たちによる虐待や暴言の告発などが報じられていました。

「汚れたおむつを持って帰らされる」「犬のようなにおいがすると副園長の諄子氏に言われた」などなど……。たしかに、母は言葉がきついので反感を持つ方もおられるのはわかりますが、一方で教育熱心だと仰ってくれる保護者の方も多いのです。

小川 私も現地で、元保護者や園児を通わせていた親御さんに取材しましたが、厳しさと熱心さの両面を理解し、だからこそこの幼稚園に、という保護者の声を聴きました。卒業後も誇りに思っている方が多かった。このことはどうしても伝えたくて、拙著にも書きました。

前理事長が追い詰められてした虚言と幼稚園の評価は違う。私は、そこはしっかり読者に伝えたいと思いました。

籠池 報道の過熱ぶりに、どうもおかしな流れになってきたな、とは思っていたのですが、しかし私自身は誰がどのような情報を流しているのか、逐一追ってはいませんでした。

そのなかで、国会での追及も連日に及び、当初は「(森友学園理事長は)教育熱心な方だと妻から聞いている」と答えていた安倍総理が、2017年2月17日に「私や妻が関係していたら総理も議員もやめる」という国会答弁を行った。

この答弁は今年5月に「関係、というのは贈収賄のことだ」と真意が補足されましたが、当時もこの発言自体は特に問題なかったと思います。

しかし、国会は紛糾した。そのためでしょう、安倍総理が2月24日に、両親について「非常にしつこい」「教育者としていかがなものか」という答弁をされた。これについては、いま、当時の状況を考えれば十分理解できますが、当時は「それは正直キツイな」というのが率直な気持ちでした。

また、総理を支持していた父にとってもキツイ一言だったのではないかと思います。

小川 総理は、個人的には幼稚園も前理事長も知らない。だから一般論としての幼稚園の評価は、夫人なり保守の皆さんから聞いておられて好感をもっていたのではないですか。

しかし一方で、安倍事務所や夫人とのやり取りを総理が実際に確認したら、理事長側の働きかけが強引だったことを知って「非常にしつこい」という表現になったのだと思います。

「保守に見放された」

籠池 そして2月20日、財務省理財局から、「長期出張に出たことにしてはどうか」 「トラック4,000台でゴミを運び出したと言ってくれないか」という、いわゆる「雲隠れ」と「口裏合わせ」の要請があったのです。

編集部 この件は昨年3月15日の衆院財務金融委員会で、佐川宣寿理財局長(当時)が「財務省として、隠れてくれなどと言った事実はございません」と否定し、今年の証人喚問でも否定していたのですが、今年4月になって太田充現理財局長が「電話をしていた」と認めています。

小川 財務省から「雲隠れしろ」と実際に示唆されていたこと、これには心底、驚きました。私は自著では、「こんな荒唐無稽な話はあり得ない」と書いてしまった。

朝日に訴えられたにもかかわらず、今日まで訂正の必要のほとんどない本だと自負していますが、この点は訂正しなければなりません。理財局自体もパニック状態だったのでしょう。

籠池 父はその電話を受けて、実際に10日ほど自宅を離れ、以降2月末までマスコミに対する説明を行いませんでした。しかしその間に、事態はどんどん悪くなっていった。  

2月22日には、新設小学校の認可を出すはずの大阪府私学課の私学審議会が、認可の結論を持ち越しにしました。もし認可がおりなければ小学校は開校できないし、開校できなければ資金繰りも立ち行かない。

大阪府しか持っていないはずの寄付名簿などの書類がマスコミに流出したり、申請書類の不備が学園側に連絡が来る前にメディアで報じられるなど、不可解な動きもありました。  

また、これまで塚本幼稚園を応援し、幼稚園にも講演に来てくださっていた保守派の論客の方のなかで、「たしかに講演には行ったが、どうもヘンな学校、ヘンな理事長夫妻だった」 「森友学園はよく知らない」 「現在は疎遠である」という姿勢を見せる方々もいらっしゃった。

そして、当初から日本会議と父の関係が報じられていましたが、日本会議の関係者が「森友学園は保守ではない」など否定的な発言をメディアに対して行い、日本会議大阪も2月17日に「日本会議大阪は森友学園の土地取得に全く関与していない」と週刊誌向けの抗議文を公表しました。

父は日本会議で長年、熱心に活動していただけに、なぜそこまでするのかという反感を、私だけでなく両親も持っていました。  

そのため、両親は「自分たちだけが悪者にされるのではないか。国や大阪府、そして小学校建設を応援してくれていたはずの保守の人たちまで自分たちを見放そうとしている」との思いを強めていったのです。

「ご両親は悪くない」

小川 保守派の皆さんがさーっと引いていったのは疑問でしたね。たしかに、テレビが塚本幼稚園の異常性を強調して、もう何だかとんでもない存在に見えていたから距離を置きたいと思う気持ちはわかるけれど。

籠池 視聴率が取れたそうですね。家の前にも、小学校予定地の周りにも、幼稚園の周りにも、多数のマスコミが来ていました。

そこで、これ以上黙っていたらもっと大変なことになると考えた両親は、3月10日に会見を行うと決め、私は会見の3時間前に急遽呼び出され、会見場で同席することになったのです。

編集部 会見時、本来、同席すべき弁護士がいませんでしたね。

籠池 当時の代理人は北浜法律事務所の酒井康夫弁護士で、会見前の打ち合わせには同席していました。しかし、この頃にはもう代理人を降りたいと父に言っていたそうです。大騒動になって、自分ではこれ以上抱えきれないと思ったのかもしれません。

しかし、国有地売却の窓口になっていた近畿財務局との法的な部分を含む折衝は、酒井弁護士が多くを知っていたので、いま辞められたら困ると何とか慰留していた。  

会見前に用意していた想定問答のやり取りのなかに、「小学校の認可は取り下げ、理事長は辞任する」とあったので私は疑問に思ったのですが、とにかく会見に出ることになった。

国有地売却も小学校の認可の問題も、すべての経緯を把握しているわけではない状態で会見に臨まざるを得なくなったのです。

小川 そこで、のちに「籠池夫妻のメディア対応の窓口」となる著述家の菅野完氏と対面することになった。

籠池 はい。彼も会見に出ており、質疑応答で挙手したのです。

編集部 前理事長が「あんたが菅野さんか」と言ったあの場面ですね。

籠池 父は、菅野氏がこの時点で塚本幼稚園での虐待などについて取材したり、記事を書いたりしていたのを知っていたようです。だからああいう反応になったのでしょう。しかしいま考えれば、これが大きな運命の分かれ道になりました。  

翌日、菅野氏から私に会いたいと連絡があり、「なぜ会う必要があるのか」と返すと、「右も左も騒動を利用する奴がいる」という返事が来て、その内容が当時の自分の心情に合っていたため、会うことになりました。

編集部 菅野氏は当時、幼稚園の教育内容を批判していた急先鋒でした。16年4月に出した『日本会議の研究』(扶桑社新書)でも、塚本幼稚園を批判的に取り上げています。

籠池 そのことを知らなかったのです。本が出た時には「日本会議もやっと有名になってきたな」とは思いましたし、パラパラっと見て批判的な内容であることは分かりましたが、きちんと読んではいませんでした。  

とにかく当時は、一所懸命やってきた父や母が、一方的に叩かれていて全くいいところがない状態。私自身も両親も、家の前を取り囲んでいるメディアスクラムから逃れたい一心でした。菅野氏はそんな私の意見に同調し、学園の方針を批判するようなことは言っていなかったと思います。  

さらに翌日も会いました。私の祖父で森友学園の創設者である森友寛について、実によく調べていた。菅野氏は、「ご両親は悪くない。悪いのは大阪府であり、財務省だ」 「自分は役人を刺したい」と話していた。

当時はそんな意見を聞くのも初めてだったので、「それなら父に会って話を聞いてくれ」と言って、自宅へ連れて行ったのです。

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稲田朋美「告発」までの3時間

編集部 それが昨年の3月12日のこと。その日、私(編集部・梶原)は午前中から籠池家で取材していました。当時、自宅前はメディアに囲まれ、次女は買い物をしているところまで追いかけ回され、盗撮されるという気の毒な有り様でした。  

取材が始まって6時間近く経った頃、佳茂さんが菅野氏を連れて入ってきたので驚いたのです。その際は押し問答になり、前理事長は菅野氏に「あんたやりすぎや。恨んでるで」と言い、諄子氏は「あんたに苦しめられて……」と言っていた。  

しかしそこから3時間以上の話し合いのなかで、菅野氏は籠池夫妻に「理事長に後ろ足で砂をかけたやつが何人もいる」 「誰かを刺したくはないか」としきりに持ちかけた。

安倍総理批判をさせようとしていた場面もありましたが、それは前理事長が頑なに断った。「安倍さんは応援しているから刺したくない。昭恵さんも含めて刺すような材料もない」と。  

しかし、妻の諄子氏はもともと知り合いだったにもかかわらず、「疎遠だ」と国会で答弁していた稲田朋美防衛大臣(当時)に対する怒りを募らせていた。

諄子氏が口を滑らせたところに菅野氏が、「では、夫の龍示氏だけでなく、稲田朋美も森友学園の顧問弁護士だったことを告発しよう」と持ちかけたのです。  

菅野氏は、「稲田を刺せば、明日から家の前のマスコミはいなくなる。矛先が稲田に向かう」 「この森友問題は麻生太郎氏が倒閣のために画策したことなので、麻生と稲田を刺せば官邸も喜ぶ」などと説得。

そして、「『稲田告発動画』をいますぐ撮影し、明日の午前中に流せば効果的だ。明日の国会で事前質問なしで稲田にぶつけられる。もう明日から、メディアは家の前からいなくなる」と急かし、籠池夫妻もその話に乗ったのです。

完全にパニック状態に

小川 そして13日月曜日の朝9時に、「稲田大臣は森友の顧問弁護士を務めていた」という動画がネット上で公開されたのですね。

編集部 13日、9時前から始まった予算委員会で、当時民進党だった小川敏夫議員が稲田大臣にこの件を質問しています。

通告なしの質問を受けた稲田大臣は慌ててこれを否定しましたが、稲田大臣の名前が記載された森友関連の訴訟の準備書面も提示され、翌14日に稲田大臣は顧問弁護士だったことを認めざるを得なくなりました。

小川 国会のタイミングまで見計らって仕掛けていたとは驚かされます。菅野氏と野党は、すでに連携していたということですね。  

ただ、当然のことながら、これでご両親はますます渦中の人となってしまった。しかも、稲田大臣を攻撃することは、すなわち内閣への攻撃になってしまう。

実際、この時点ではまだ「土地問題についてはわからないが、塚本幼稚園の教育内容は悪くない」という態度だった保守派も硬化し、籠池家はますます保守のなかで孤立することになったわけです。予測できなかったのですか。

籠池 特に母は、稲田議員に対する怒りがあったので、そこに付け入られてしまった。何より、メディアスクラムを解きたかったし、母は父が破産する、あるいは逮捕されることを避けたかったのです。  

3月14日には日本会議が、「6年前に退会しており、無関係である」と公表していたことが報じられました。  

そして3月15日、当初は東京の記者クラブで会見を開く予定だったのですが、キャンセルしました。しかし東京行きの航空券が手元にあったため、母が「せっかく券があるんだから東京に行こう。家の周りはマスコミに囲まれていてゆっくりできない」と言い出したのです。  

自宅から伊丹空港までも車やバイクでマスコミに追いかけられ、這う這うの体で飛行機に乗り込んだのですが、東京に着くと大阪とは比べ物にならないほどのマスコミが大挙して殺到していました。

どうにもならなくなって菅野氏に電話したところ、大阪にいた彼から「自分が東京に戻るまでの間、自由党の小沢一郎と共産党の小池晃の予定をおさえたから会ってくれ」と言われました。

小川 なんと。ということは、菅野氏は先に小沢氏と小池氏の予定をおさえていたのですか。

籠池 そうだと思います。しかし、とても会いに行けるような状態ではなかった。そのことを菅野氏に伝えると、「とにかく自分の自宅へ向かへ」と指示を受けた。

菅野氏の自宅に行くまでの間もマスコミに追いかけられ、中継ヘリで追跡したテレビ局もあったそうです。私も両親も、完全にパニックに陥っていました。

「100万円献金」発言の背景

小川 私は籠池前理事長と知遇はなかったけれど、当時の報道には義憤を感じていたので、対応できる弁護士を紹介しようと考えて連絡を取り始めていました。前日の深夜に私は前理事長に電話し、当日のたしか朝の5時頃、折り返しの電話を貰っています。

ところが、その後は何度も電話したが繋がらなくて……。その間に、菅野さんにすっかり取り込まれてしまったというわけですか。

籠池 菅野氏が帰宅してからさらに詳しい取材を受けていたのですが、その最中に酒井弁護士から電話があり、「あの『雲隠れ』 『口裏合わせ』の電話はなかったことにしてください」と言われたのです。

さらには、酒井弁護士が報道各社に対し、自身の森友学園の代理人辞任と、「(財務局から)そのようなことを言われたこともありません」とするFAXを報道各社、財務省、そして大阪府に送付していました。

編集部 佐川氏の「電話していない」答弁も同じ15日の午前中です。

小川 この時点では、まだ補助金の不正なども指摘されていない段階だった。にもかかわらず、財務省は梯子を外し、担当弁護士も辞任してしまったわけですね。籠池家から見ると、政権ぐるみの隠蔽、安倍総理も了解のうえで自分を葬る動きに見えたのでしょう。

籠池 おそらくこれら全てが重なって、両親の思いは決定的になったのではないでしょうか。「国にも弁護士にも裏切られた」と。そしてこの日、ある意味で正式に「菅野氏だけをメディアの窓口にする」と決め、菅野氏がそのことを公表したのです。

編集部 そして菅野氏が自宅前会見を行い、そのことを、毎日新聞(ウェブ版)はこう報じています。

〈菅野氏は15日午後、都内で籠池氏夫妻と面会した。菅野氏は「籠池氏から、ある政治家との金銭授受を含むやり取りを聞いた。メールの履歴も確認した。今まで出てきた政治家と違う名だった」と説明。

「お金の流れは皆さんが考えている方向と逆だと思うが」と述べ(中略)その政治家の氏名については「籠池氏から話があると思う」と述べるにとどめ、その政治家が与党国会議員、現職閣僚かと問う質問に「そうですね」と答えた。

また、「籠池氏は野党が共同で調査チームを組み、大阪に来てくれれば、知っていることを物証を添えて話すと語っている」と語った〉

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「昭恵さんに裏切られた」

小川 なるほど、ようやくこれで私の体験と辻褄が合います。  

15日の夜になってようやく電話が繋がったら奥さんが出て一言、「昭恵さんに裏切られましたわ、もういいです」、ガチャンと電話を切られた。

何があったのか謎でしたが、籠池家の皆さんと菅野さんが話しているうちに、昭恵夫人や総理を含めた、籠池さんを嵌める陰謀に見えてきて「裏切られた」となったんでしょうね。

編集部 翌16日は卒園式の壇上でしたが、諄子氏は「お父さんはブタ箱(刑務所)行きや!」と絶叫しています。そして、午後には野党4党が合同で籠池家を訪れ、面会した。

小川 野党側とはどんな話を?

籠池 当日は福島みずほ議員、森ゆうこ議員、小池晃議員、今井雅人議員が来て、たしか金銭の話と、昭恵夫人とのメールのやり取りについて聞かれていたと記憶しています。  

また、父から「補助金の件については若干、心配があります」と話しましたが、そのことに野党の議員の方々はほとんど関心を示していなかったような印象でした。  

それまで一切相容れないと思っていた共産党や社民党の議員が自宅にいるわけですから、夢を見ているような気持ちでした。頭のどこかでは、おかしなほうに進んでいるのではという考えもあったのですが、「しかしもう引き返せない」という思いのほうが強くなっていきました。

編集部 この日の夕方、諄子氏と昭恵夫人はメールのやり取りをしています。

〈籠池夫人 安倍首相はどうして園長を地検に言われたんですか。国は大事な民衆を切り捨てるのは許せない。国会に出ます〉 

〈昭恵夫人 それは嘘です。私には祈ることしかできません〉  

〈籠池夫人 尊敬していたのに小学校をやめ、幼稚園は破産、建築や社長は破産、お父さんは詐欺罪、あんまりにも、権力を使うなら死にます〉  

尋常ではない精神状態です。

すべてが敵に見えていた

籠池 この日に証人喚問が決まり、さらに「国が自分たちを敵視している」という思いに拍車がかかってしまった。ちなみに、証人喚問で父が読み上げた文章は菅野氏が書いたものです。  

私が塚本幼稚園での会見に同席した3月10日から証人喚問の3月23日までは、2週間あまり。証人喚問までの間は帝国ホテルに泊まり、野党議員やメディアの取材を受けながら、答弁の準備をすることになった。この時は、日々起こることに対処するので精一杯でした。  

その後も、3月31日に大阪府市の合同監査が入り、幼稚園の補助金の件や保育園の保育士の数が足らないなどで刑事告訴も辞さないと言われ、対処に追われていました。

4月には森友学園の民事再生法手続きがあり、6月には家宅捜索を受けるなどドタバタしている間に、一気に7月31日の両親の逮捕まで行ってしまったという印象です。

小川 そもそもこの森友学園問題は、政治史を揺るがせたロッキード事件やリクルート事件のような、大臣クラスの政治家が何十人も捜査され、数十億単位の賄賂が飛び交うような問題では全くありません。本来であれば、大阪地方版のベタ記事で扱われる程度の話題にすぎない。

ところが、その程度の問題を、朝日新聞をはじめとするメディアは「忖度」などというキーワードで膨らませ、空前絶後の倒閣運動に仕立て上げた。

国会や会見で総理や関係者が何を話しても、結果、「疑惑は深まった」と繰り返すばかり。この異常な渦巻きのなかで主役を担わされてしまったのが籠池夫妻だったわけですね。

籠池 率直に言えば、当時は政権も、国も、大阪府も、マスコミも、保守派さえも、すべて敵に見えていました。「どうしてこんなに頑張ってきた父だけが悪者にされるんだ」と。

小川 いまとなっては、「大山鳴動してネズミ一匹」だったことは明白です。しかしその鳴動が、国会や財務省を含む日本全体にパニックを引き起こした。

いまから振り返って本当に問われるべきは、こういう状況下でマスコミ対応に慣れない一個人が選択を誤ったかどうかではなく、最大の要因であるマスコミの在り方だと言わざるを得ないでしょう。  

マスコミが塚本幼稚園を袋叩きにしたことで、籠池家はもちろん、在園生、卒園生を含む関係者に多大な影響を及ぼし、彼らの名誉を傷つけた。このことは、「視聴率が取れたから」 「権力の監視の副産物だ」 「籠池家のキャラが濃かったから」というような話で済ませられるものではありません。

それからもう一点、保守の思想を持った一幼稚園が、一連の報道によって潰され、小学校計画が水泡に帰したという被害についても思いを致すべきでしょう。

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左派の組織的囲い込み

籠池 菅野氏は、稲田議員が防衛大臣を辞任するとなった際には、父においおい泣きながら電話してきたと言います。「ようやくクビを取った」ということなのでしょうが、父自身は稲田議員のクビを取りたいなんて思っていなかったので、「何で泣いているの?」という反応でしたが……。  

いまになってみればおかしいとわかることでも、渦中にいるときには気づけなかった。まるでユデガエルのようなもので、いつの間にか完全に野党支持者、つまり反政権グループに囲まれていた。ある活動家などは、ある時期、両親と一緒に自宅に住んでいたほどです。

小川 えっ、家に上がり込んで住んでいた、と。驚き入った話だな。

籠池 野党との連携で言えば、当初、辻元清美議員が塚本幼稚園に来たという話が話題になりましたが、これに関しても菅野氏の指示で、私の下の妹が「目撃したと言ったけれど、あれは間違いだった」と証言を変えさせられています。

菅野氏は辻元氏に恩を売ることができたでしょう。野党との繋がりで言えば、菅野氏は「自分の庇護者は共産党である」とも言っていました。  

一般の野党支持者の方々はもともと教育内容には批判的でしたが、「それでもご両親は気の毒だ」 「これは国策捜査だ」と信じ込んでいます。

私自身も、両親の境遇は不憫に思っていましたから、共感がないわけではない。勾留中に差し入れを届けてくれたことなどは、私にとってもそうですが、両親にとってもありがたかったのだろうと思います。  

ただ、こういう人たちとばかり付き合っていると、自分がこれまで持っていた保守派の立場や、安倍総理支持という意見についても信じられなくなってくるのです。

明確な報道被害

小川 そりゃそうでしょうね。一種の洗脳だもの。しかし、佳茂さん自身は、その状況からどうやって脱却したのですか。

籠池 頭のどこかで「これでいいのか」と思っていたことに加え、両親の逮捕勾留後から正確な情報を提供してくれる人がいたこともあります。  

決定的だったのは今年1月、菅野氏と裁判費用の話で打ち合わせをしたときです。

私が「費用はどこから出るのですか」と訊いたところ、菅野氏は「民団幹部の会社経営者から工面する」と言われたのです。当時は勾留がもう少し長引くと想定しており、4,000万円程度を見積もっていたようでした。

小川 何と民団の名前が出てくるとは。菅野氏は、民団から4,000万円も引っ張ってこられるんですか。次から次へと驚く他ないな。

籠池 さすがに「民団」という名前が出たところで、私も「これ以上は無理だ」と判断し、その時を最後に菅野氏とは1度も会っていません。

小川 ご両親は今年5月25日、300日にわたる勾留を解かれて保釈されましたが、いまのご両親の様子はいかがですか。

籠池 両親とは保釈されてからすぐに向かった弁護士事務所のエントランスで会ったのと、電話で3度ほど話した、それっきりです。弁護士が「どうも長男がおかしい」と勘付いたらしく、私を両親から遠ざけ、保釈後の会見場にも入れなかった。

そもそも会見自体反対だったのですが、これも考慮されませんでした。

小川 弁護士ぐるみで籠池家を骨絡みにし、保守叩き、反安倍の情報戦に使うなんて、とんでもない話です。  

同様に許し難いのは、朝日新聞をはじめとするマスコミや野党です。菅野氏が小出しにする情報に飛びつき、事実上、籠池家隔離の一助を担っている。家族を退ける弁護士や、活動家が家に住み込んでいる状況も異常なら、事実上、この構図に加勢しているマスコミも異常です。  

籠池夫妻が菅野氏を「窓口」として選んで以降は、籠池夫妻のメディアへの露出は菅野氏次第だし、昭恵夫人と籠池夫妻の写真などを含む学園関係の資料を握っていたので、マスコミも「菅野に訊かないとネタが取れない」という面があったにしても、です。  

籠池さんたちの人権や報道被害は完全に無視して、「テレビ受けするトリックスターだ」と目をつけ、消費し尽した。小学校は開校されず、保育園は認可取り消し、幼稚園も厳しい立場に立たされている。そして飽きたら見向きもしない。  

この一連の流れは、明確な報道被害であり、深刻な人権問題です。

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決定的な不信の種

編集部 一方で、この機にいくつか確認しておかなければならないことがあります。この間の数々の振る舞いが、「籠池前理事長は嘘つき」 「信用できない」というイメージを固めています。

特に保守派にとって大きいのは、かつての塚本幼稚園のHPに「昭和天皇が当園に御臨幸」と掲載されていた件についてです。

籠池 園に御臨幸されたというのは誤りです。まだ先々代の森友寛が理事長を務めていた時代ですが、昭和天皇が植樹祭で大阪へいらした時に、森友学園の系列の南港さくら幼稚園の園児が花束を贈呈したことがありました。その時の写真を使ってしまったのです。

その時のことをリアルタイムでは知らない職員が、HPを作成する際に「当園に御臨幸」と書いてしまった。結果的には話を盛ってしまったことになり、申し訳なく思っています。

塚本幼稚園は伊勢神宮や伊丹空港へ御皇族の方々がいらっしゃった際の奉迎を何度も実施し、園児だけでなく、保護者も参加していました。

今上陛下をはじめ、御皇族がいらっしゃる際には、園児たちを中心に奉迎行事に参加し、日の丸の小旗を振っていました。両陛下が園児に近づかれ、お言葉をかけられた場面の写真も見たことがあります。

「神風」発言の罪

小川 皇室崇敬の様々な行事参加など、その思いが純粋であったことは、保護者の皆さんへのインタビューでも伺っています。しかし如何なる理由があれ、昭和天皇がご来園されたというような記載はミスや話を盛ったでは許されません。

これは一連のパニック的反応への同情とは区別しておきます。これが保守派には決定的で消し難い不信の種になりました。とにかく、が一番駄目。特に、理事長が反安倍になってからの昭恵夫人についての発言はいけません。

証人喚問までの前理事長の言い分を見ると、「昭恵さんには何もしてもらっていない」という発言から始まって、当初は「(いい学校を作りたいというみんなの思いが)吹き抜けた。神風だ」 「ゴミが出てきて値段が下がり、購入できたのは天の配剤だ」などと言っており、昭恵夫人の後押しがあったという話はなかった。

しかし、昭恵夫人から100万円もらった話が出たかと思うと、証人喚問で芝居のようにその場面を詳細に再現した。そこでさらに、夫人付き職員だった女性とのFAXを提示し、内容はゼロ回答であったにもかかわらず、メディアに昭恵夫人追及の材料を与えてしまった。

以降は、「昭恵氏との写真を出してから話がスーッと進むようになった」などと言い出していますが、事実の経緯とは全く合っていません。
 
もう一つ。前理事長は一度、昭恵夫人のお店に「100万円を返しに来た」といって、1枚目と最後以外は白紙という偽物の札束を持って現れました。

そして逮捕前の東京都議会選挙の際、秋葉原の安倍総理の街頭演説にも出向き、「100万円返したい」と報道陣に話したり、ヤジを飛ばした。芝居がかったがこう重なれば言い訳のしようがないでしょう。
編集部 元理事長の手のひらには、セリフが書き込まれていましたよね。

籠池 誰の振り付けであれ、やってしまったことは事実なので、あまりそういう言い方はしたくないんですが、変化球的な言動がアドリブでできる家族ではないんです。

街頭演説の場所に行くまでのタクシーには、TBSのカメラが箱乗りしていました。初めから、「面白い画を撮らせる」という話になっていたのでしょう。

狂騒曲の驚くべき内情

小川 昭和天皇に関するHPの記載と2017年3月以降の籠池氏の豹変やの累積とが結びつき、本来、味方だった保守派が「籠池は信用ならない」と強く不信を持つ材料になってしまいました。何度も言いますが、そこは責められても仕方ない。

ただ、それでも私は切り分けて考えたい。塚本幼稚園の素晴らしさや籠池前理事長が本来持っていた志と、パニックの渦に巻き込まれてからの言動は区別すべきだ、といっておきたいですね。

籠池 教育勅語や軍歌を歌う場面、あるいは運動会での「安倍総理頑張れ」の宣誓などがクローズアップされましたが、そろばん、将棋、剣道、論語などのソフトな教育もきめ細かく、私自身が親として息子を通わせたいと思う幼稚園でした。

軍歌についても毎日歌っているわけではなく、敬老の日や國神社参拝時に披露していたものです。教育内容は、試行錯誤しながら、教職員と知恵を出し合って特色を出してきたものでした。

編集部 取り消しが検討された防衛省からの感謝状について、防衛省に推薦した海上自衛隊は、会見で「塚本幼稚園が、遅くとも1999年から、護衛艦が入港する際に園児の鼓笛隊が演奏で歓迎したり、東アフリカのソマリア沖アデン湾に海賊対処活動で派遣された護衛艦の乗員に顔や動物などを描いて激励する絵本や貼り絵を贈ったりしていたからだ」と述べています。

たまたま稲田防衛大臣だったから過剰反応を起こしただけで、こういった活動そのものは十分感謝状に値するのではないでしょうか。

籠池 そう言っていただけると、本当にありがたいです。

小川 前理事長が小学校開設に踏み切ったのも、第1次安倍政権の成果である教育基本法が改正され、愛国心などの重要性が教育として盛り込まれたことを契機にしています。

菅野さんや朝日新聞は、そうした流れのうえに立つ愛国小学校の試みは潰したかったんですよ、本当に。

籠池 私自身は、旗幟鮮明な教育に賛同する一方で、いわゆる左派勢力に目を付けられるのではないかという危惧は以前から持っていました。実際に、幼稚園に対してもこれまで様々な妨害があったと聞いています。

そのうえ小学校まで開校するとなれば、何としても潰したいと考えた人たちがいたとしても不思議ではない。それに対する防衛策は、日ごろからもう少し考えておくべきだったと思います。危機管理がもう一歩、至らなかったというしかありません。

自分たちの責任から逃れるつもりは毛頭ありません。補助金の話などもこれから司法の場で明らかにしていくべきことです。ただ、父は私利私欲のために小学校を開校しようと思ったのではない。
むしろ、厳しい財政状況を何とかやりくりして日本人のための教育ができる小学校を作りたかった。それだけなのです。

小川 1年あまりの狂騒曲でしたが、事の本質は、安倍政権潰しと愛国幼稚園、保守系小学校潰し、そして左翼活動家が、マスコミと野党、民団、左派弁護士らと組んで内側から保守を解体しようとする驚くべき組織戦です。

違法ではないかもしれない。しかし、こんな些細な事件で国会と政権を氷漬けにし、籠池氏を籠絡し、洗脳的な情報組織戦に利用していたことになる。

籠池が全部悪かったんだ──保守派は、こうした単純な籠池悪玉論に乗ってこの事件を片付けては決してなりません。

著者略歴

小川榮太郎

文藝評論家、社団法人日本平和学研究所理事長 昭和42(1967)年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了。第18回正論新風賞を受賞。主な著書に『約束の日―安倍晋三試論』(幻冬舎)、『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)など。公式サイト→http://ogawaeitaro.com


著者略歴

籠池佳茂

1980年、大阪府出身。99年、大阪工業大学高等学校(現 常翔学園)ラグビー全国大会準優勝。2004年、立命館大学経営学部卒。山谷えり子事務所選挙スタッフ、UAゼンセン同盟本部職員、東日本ハウス創業者中村功会長付トップセールスマンなどを経て、籠池商事株式会社代表取締役。


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