高橋氏は具体的な証拠を示さずに「自分が首相になるためには何でもやる」「首相で居続けるためにも何でもやる」「民主主義の基盤が取り崩されていく」などと主張しています。
この妄想に満ちた凄まじい論理の飛躍には、ただただ呆れるばかりです(笑)。
10年前にタイムリープ
そして、その妄想が爆発したのが、防衛政策にスポットライトを当てた『風をよむ』の特集「自公から自維へ」でした。
膳場貴子氏:26年にわたった自公の協力関係。例えば、6年前の参院選で与党が勝利し、当時の安倍総理が憲法改正の議論に民意を得たと主張した際。
安倍総理(当時・2019年VTR):少なくとも(憲法改正の)議論は行うべき。これが国民の審判であります。野党の皆様には、この民意を正面から受け止めてもらいたい。
膳場貴子氏:ところが、これに公明党は...
公明党・山口那津男代表(当時・2019年VTR):選挙で民意が得られた。何の民意が得られたのか、さっぱりわかりませんが。
膳場貴子氏:安倍氏が目指した憲法9条への自衛隊明記などを巡って、あくまで慎重姿勢を崩しませんでした。また、岸田政権が閣議決定した、新たな安全保障関連3文書についても、他国の領域を攻撃できる能力を保有することに、公明党は慎重でした。「平和の党」を標榜する公明党は、自らの役割をこう語っています。
公明党・山口那津男代表(当時・2021年10月VTR):車に例えれば公明党はアクセルとブレーキ、そしてハンドルこれらを使い分けて政権を安定させている、こう自負しております。
膳場貴子氏:政権の「ブレーキ役」を自認してきた公明党。今回、その公明党に代わって連立パートナーとなったのが、日本維新の会です。
「戦力」を持たないことなどを定めた憲法9条2項の削除や、「国防軍」の明記などを盛り込んだ、憲法改正に関する提言をとりまとめています。今回、自民と維新との間で結ばれた連立合意書。これまでの自公の合意とは大きく様変わりし、具体的内容に踏み込んだものでした。(中略)
これまでの自公から急旋回したように見える自民・維新の連立政権。どこへ向かうのでしょうか。
高市政権がまるで戦争でも始めるのではないかと思わせる内容です。『サンデーモーニング』は、安保法制成立時に安倍政権が戦争を始めると妄想した10年前にタイムリープしているようです(笑)。


