寺島実郎氏:いつのまにか米国の戦争に自動的に巻き込まれていく国になってしまう。
膳場貴子氏:そうですね~。
元村有希子氏:外形的事実だけを見たら、戦争ができる国にする。それから人を殺せる国にするという方向にしか見えない。これは90年前の日本が歩んできた道ですよね。(中略)
この日本の民主主義とか平和というのをおもちゃにしないで欲しいと本当に心から思います。
高橋純子氏:自民党を包括政党たらしめていたのはブレーキ役の公明党だったんじゃないかと。公明党が連立から抜けたことによって、そして維新と連立を新しく組むことによって、維新というのはアクセルしかない政党だと思っているのですけれども、包括政党からバリバリの右派ポピュリスト政党になりかねない。
自民党が壊れるのは自業自得だからしょうがないのですが、それによって日本の民主主義、戦後80年間築いてきたものが壊される可能性があって、それは本当に勘弁願いたい。
憲法9条改正と軽々しくおっしゃっていますけれども、憲法9条というのは、単なる戦力不所持とか、戦争放棄を謳っているだけではなくて、軍事セクターを抑制することによって、主権者国民の自由を担保するという意味があるわけですね。
それを変えることがどれだけの意味をもたらすのか、もう少し勉強していただきたい。
もう論評するのもバカバカしくなるほど、コメンテーターの皆さんは壊れています(笑)。
かつてのSEALDsを彷彿させるような何の具体性もない被害妄想に満ちたナイーヴな主張です。
中露北という極悪非道の軍事覇権国に取り囲まれた日本には、国民の命を守る強固な防衛力が必要です。朝日新聞や『サンデーモーニング』が壊れるのは自業自得なので仕方ありませんが、「平和憲法」で国民に危険が及ぶのは勘弁願いたいものです。
まぁ、いまどきこんな時代錯誤の誇大妄想を信じる人は滅多にいないと思いますが(笑)
個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。

