日本の発電によるCO2排出係数(発電量当たりのCO2排出量)は、長期にわたって原発により低く抑えられてきましたが、2011年東日本大震災に伴う原発停止により、大きく跳ね上がりました。
それが原発の再稼働により徐々に下がり始めています。CO2排出係数との相関性が高いのは原発の発電量であり、変動性再エネの発電量ではありません。変動性再エネは火力発電をバックアップ電源とするため、トータルとしてのCO2削減の効果は低いのです。
例えば、ドイツは日本と比べて変動性再エネの比率(黄緑)は非常に高いのですが、CO2排出係数は日本とほとんど変わりません。