フェイクニュースを流すマニピュレーターは、しばしば、メディア・リテラシーの低い情報受信者に対して【感情に訴える論証 appeal to emotion】を使うことで、情報操作します。
[感情に訴える論証]とは、情報受信者の感情を根拠に、言説の真偽を判断させる【論理的誤り logical fallacy】です。今回議論となっているフェイクニュースは、感情に訴える論証の一つで、スケープゴートに対する嫉妬心を情報受信者に喚起させて自説に導く【嫉妬心に訴える論証 appeal to envy】です。
そもそも感情に訴える論証は、『サンデーモーニング』をはじめとするテレビが世論操作に散々悪用してきたものであり、『サンデーモーニング』自体がこのことを言い出すのは笑ってしまうしかありません(笑)。
そして、今回の場合、何が本当で何が真実なのかを見極めたり、一息ついて出典に戻るということができずに、「いつもひょっとすると」という感覚を持つことなく、出てきたものを鵜呑みにしてしたのは、SNSを説教している『サンデーモーニング』自身であったということになります。
AIの負の側面に引っ張られないように自分で判断して行く時に『サンデーモーニング』を信頼するのはやめておいた方がよさそうです。
過去にも衆院選直前にフェイクニュースを放映
なお、『サンデーモーニング』は、ことあるごとに、テレビの立場を奪う存在であるSNSを目の敵にしており、過去にもありえないフェイクニュースを流してSNSを貶めています。