証言からわかる独禁法違反
実際、TBSテレビの聞き取り調査によると
「怒らせたらダメ。この1年の間にも、ジュリー氏を通じてキャスティングをめぐる圧力が番組にあった」
「編成のジャニーズ担当の中にはマネジャーからの電話に出るために、夜中に家に帰ってビニール袋に携帯を入れて風呂に入っている人もいた」
「気に入らないことがあると『タレントを引き上げるぞ』と言うため、企画がガラッと変わるなど、振り回された」
「なぜ忖度するかというと番組出演をなくされるのを恐れていたから」
「若い頃から、ベテランのプロデューサーが、ジャニーズ事務所に平身低頭で接するのをずっと見てきた。それを見て育ったので、自然に自分もそうなっていく。うまくやれば次のジャニーズの仕事も来る。なぜみんなジャニーズと仕事をしたいかというと、一つは数字をとりやすいから。そして社内の自分の評価が高まるから」
といった証言が得られています。
これらの証言は、ジャニーズ事務所の圧力とテレビ局の忖度の存在を示しており、独占禁止法で禁じられている次に示すような不公正な取引方法に該当する可能性が考えられます。
ジャニーズ事務所ジュリー前社長が圧力との証言、TBS系「報道特集」のなまなましい検証特集にざわつく:中日スポーツ・東京中日スポーツ
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①抱き合わせ販売等:相手方に対し、不当に、商品又は役務の供給に併せて他の商品又は役務を自己又は自己の指定する事業者から購入させ、その他自己又は自己の指定する事業者と取引するように強制すること
②排他条件付取引:不当に、相手方が競争者と取引しないことを条件として当該相手方と取引し、競争者の取引の機会を減少させるおそれがあること
当然のことながら、公共の電波を独占するテレビ局は、第三者委員会を構成して事の真偽を明らかにする社会的責任があります。
何よりもこのような問題が存在するにもかかわらず、自らを律することができないテレビが、公共の電波を使って、安倍総理や自民党議員を一方的に吊し上げる魔女裁判をいまだに展開していることは欺瞞に他なりません。