「広島G7サミットは大変な失敗だった」
突然ですが(笑)、今週から直近のTBSテレビ『サンデーモーニング』で番組に取り上げられたいくつかのトピックスを挙げて自由な感想を述べる『今週のサンデーモーニング』と題した散文を『Hanadaプラス』にアップロードしていきたいと思います。
さて、今週は、広島G7サミットについて、VTRで「岸田総理 広島ビジョンに被爆者から怒りの声が」というテロップで「広島G7サミットは大変な失敗だった」とするICANのサーロン節子氏の会見を一方的に紹介しました。
アナウンサー「サーロン節子さんは日本政府や核保有国は核禁条約の存在を認めようとしていないと落胆しています」
広島G7サミットの直後に行なわれた世論調査では岸田内閣の支持率が爆上がりしましたが、『サンモニ』は、そんな国民の評価を打ち消すように、論理的根拠を全く伴わない【感情に訴える論証】を全開にしたサーロン節子氏によるG7サミットに対する罵倒を延々と流しました。
この報道スタンスの大きな問題は、サンモニがパシフィストを道徳の権化のように偶像化し、被爆者のステレオタイプと勘違いさせて倫理操作を行っている点です。