グルメ通販「これはウマイ!」【有本香さんのオススメ!】

グルメ通販「これはウマイ!」【有本香さんのオススメ!】

グルメ通販記事「月刊『Hanada』おすすめ これはウマイ!」、毎月編集部が厳選したオススメをお届けしていますが、今月号は創刊5周年を記念した特別拡大版として、編集部だけでなく弊誌でおなじみの著者の方々のオススメをお届けいたします。本日は有本香さんのオススメです!


【藁焼きかつおたたきの漬け丼】二膳軽くいけます

伊豆の育ちなので鰹にはうるさいつもりだ。

しかし今、東京の自宅で食べることは殆どない。思ったような味に容易に出合えないからである。

伊豆の実家では、水揚げされたばかりの鰹が、餉の膳に載ることも珍しくなかった。刺身やタタキはもちろん美味だったが、子供の私にとっては、翌朝、前の晩の刺身やタタキがアメ色の「漬け」となって出てくることのほうが楽しみだった。それを炊きたてのご飯に載せて頬張る瞬間はまさに至福だった。

あの喜びをまさかこんなに手軽に味わえるとは……。

「藁焼きかつおたたきの漬け丼」は冷凍で届く。解凍に難しいことは何も要らない。

パックを流水に浸して五分で上手に解ける。脂ののったカツオのタタキが、ご飯に載せることを想定してだろう、やや薄めにスライスされ、そこに甘めのタレがたっぷりと絡んでいる。

最初の一口は薬味無しがおすすめだ。

濃厚だが、後味のすっきりしたタレと鰹の旨味、ご飯がうまいこと口中で溶け合う。その後は好みの薬味でいただく。

ダイエットを忘れて二膳軽く平らげた。

有本香 | Hanadaプラス

https://hanada-plus.jp/articles/361

ジャーナリスト。1962年生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌編集長、上場企業の広報担当を経験したのち独立。現在は編集・企画会社を経営するかたわら、世界中を取材し、チベット・ウイグル問題、日中関係、日本の国内政治をテーマに執筆。ネットメディア「真相深入り! 虎ノ門ニュース」、ニッポン放送「飯田浩二のOK! Cozy Up」レギュラーコメンテーター。著書に、『「小池劇場」が日本を滅ぼす」(幻冬舎)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす―日中関係とプロパガンダ』(石平氏と共著、産経新聞出版)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(百田尚樹氏と共著、産経新聞出版)、『「日本国紀」の天皇論 』(百田尚樹氏と共著、産経新聞出版)など。

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