テレビで政治運動を展開『羽鳥慎一モーニングショー』 脆弁、逆ギレ、玉川徹は何様のつもり|藤原かずえ

テレビで政治運動を展開『羽鳥慎一モーニングショー』 脆弁、逆ギレ、玉川徹は何様のつもり|藤原かずえ

「国民を舐めるのもいい加減にしてください」。公共の電波を使ってデマを巻き散らし、理不尽な根拠で政府の対策を罵倒。ろくに取材もせず、不安を煽ることしかできない玉川徹と、テキトーで不公正な「コロナの女王」こと岡田晴恵は、一体、何様のつもりなのか。情報弱者をミスリードする『羽鳥慎一モーニングショー』をデータとロジックで徹底解剖!コロナより怖いのは、哀れなほど自意識過剰な人たち……。


公共の電波を「私人」が乗っ取った

社会に何かしらのハザードが発生すると、それをネタに社会に過度な不安を与え、政権をスケープゴートにして全責任を押し付けるというのは、一部マスメディアや活動家の常套手段です。

彼らは、社会の不安を悪用して理不尽なゼロリスクを求めることで、問題解決に取り組む政権をヒステリックに批判するのです。そして、いつもこの茶番劇の犠牲にされるのは、社会で真面目に働いている善良な市民です。

一部マスメディアや活動家は、たとえば東日本大震災では、放射能デマを拡散して理不尽に原発を停止させ、国民と産業に多大なる電力料金のサーチャージを課しました。沖縄基地問題では、「新基地」なる理不尽な解釈で沖縄県民に辺野古基地を反対させ、世界一リスキーな飛行場を未だに放置しています。豊洲市場問題では、「安全と安心は違う」という理不尽なスローガンの下に不必要な環境浄化を行って、莫大な税金を無駄遣いしました。原発処理水の問題では、風評被害が発生するという理不尽なデマを流して、問題の解決を妨害しています。

そしていま、新型コロナウイルスの問題では、理不尽な根拠で政府の対策を罵倒して、社会を混乱させています。

今回の新型コロナウイルスの事案において、先頭に立って社会を混乱させているのが、朝のワイドショー『羽鳥慎一モーニングショー』です。

司会の羽鳥慎一氏とレギュラーコメンテーターの玉川徹氏(テレビ朝日)は御用コメンテーターとともに、連日にわたってヒステリックに政権を批判し、PCR検査を広く実施するようテレビ越しに要求してきました。まさに、公共の電波が特定の思想を持った私人に乗っ取られてしまったと言えます。

本記事では、時系列に沿って、この番組でどのような情報が流布されているのか紹介したいと思います。

さて、モーニングショーの具体的な放送内容を分析する前に、今回の新型コロナ事案の進行状況を簡単にまとめておきたいと思います。

2019.12.8 武漢で初感染
2020.1.1  武漢の市場閉鎖
1.16 日本で最初の感染者
1.20 中国、ヒトヒト感染発表
1.23 中国、武漢封鎖
1.24 中国、国内団体旅行禁止
1.25 日本、旅行者の感染確認
1.27 中国、国外団体旅行禁止
1.29 チャーター機第一便帰国
1.31 WHO公衆衛生緊急事態
2.1  日本、湖北省からの入国拒否
2.2  米国、中国全土から入国拒否
2.3  クルーズ船横浜到着
2.25 政府、基本方針発表
2.26 首相、イベント自粛要請
3.2  学校休業開始
3.11 WHOパンデミック宣言
3.13 改正特措法成立

実は、中国がコロナウイルスのヒトヒト感染を発表した翌日、モーニングショーは全く危機感もなく、「春節、中国人観光客に人気がある観光スポット」なる中国人観光客を歓迎する企画を呑気に放映していました。玉川氏にいたっては、フェイクニュースを流して箕面市長から抗議を受けたほどです。

ところが、この2日後に武漢封鎖が発表されると、一転して新型肺炎の話題をメインニュースとして報じることになります。そして、番組がヒステリックな政府批判を本格的に開始したのは1月末あたりからです。

関連する投稿


【今週のサンモニ】ステマまがいの偏向報道番組|藤原かずえ

【今週のサンモニ】ステマまがいの偏向報道番組|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


チャーリー・カーク暗殺と左翼の正体|掛谷英紀

チャーリー・カーク暗殺と左翼の正体|掛谷英紀

日本のメディアは「チャーリー・カーク」を正しく伝えていない。カーク暗殺のあと、左翼たちの正体が露わになる事態が相次いでいるが、それも日本では全く報じられない。「米国の分断」との安易な解釈では絶対にわからない「チャーリー・カーク」現象の本質。


日本人だけが知らない「新型コロナ起源説」世界の常識|掛谷英紀

日本人だけが知らない「新型コロナ起源説」世界の常識|掛谷英紀

新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所で作られ、流出したものであるという見解は、世界ではほぼ定説になっている。ところが、なぜか日本ではこの“世界の常識”が全く通じない。「新型コロナウイルス研究所起源」をめぐる深い闇。


【今週のサンモニ】「木を見て森を見ない」本質を欠いた報道|藤原かずえ

【今週のサンモニ】「木を見て森を見ない」本質を欠いた報道|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


TBS報道特集の「差別報道」|藤原かずえ【2025年10月号】

TBS報道特集の「差別報道」|藤原かずえ【2025年10月号】

月刊Hanada2025年10月号に掲載の『TBS報道特集の「差別報道」|藤原かずえ【2025年10月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。


最新の投稿


「ドバイ案件」の黒い噂|なべやかん

「ドバイ案件」の黒い噂|なべやかん

大人気連載「なべやかん遺産」がシン・シリーズ突入! 芸能界屈指のコレクターであり、都市伝説、オカルト、スピリチュアルな話題が大好きな芸人・なべやかんが蒐集した選りすぐりの「怪」な話を紹介!信じるか信じないかは、あなた次第!


【今週のサンモニ】ステマまがいの偏向報道番組|藤原かずえ

【今週のサンモニ】ステマまがいの偏向報道番組|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


日本心臓病学会創設理事長が告発 戦慄の東大病院⑤東大紛争の知られざる真実|坂本二哉【2025年10月号】

日本心臓病学会創設理事長が告発 戦慄の東大病院⑤東大紛争の知られざる真実|坂本二哉【2025年10月号】

月刊Hanada2025年10月号に掲載の『日本心臓病学会創設理事長が告発 戦慄の東大病院⑤東大紛争の知られざる真実|坂本二哉【2025年10月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。


日米が語らない関税合意の「闇」|長谷川幸洋【2025年10月号】

日米が語らない関税合意の「闇」|長谷川幸洋【2025年10月号】

月刊Hanada2025年10月号に掲載の『日米が語らない関税合意の「闇」|長谷川幸洋【2025年10月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。


日本人だけが知らない「新型コロナ起源説」世界の常識|掛谷英紀

日本人だけが知らない「新型コロナ起源説」世界の常識|掛谷英紀

新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所で作られ、流出したものであるという見解は、世界ではほぼ定説になっている。ところが、なぜか日本ではこの“世界の常識”が全く通じない。「新型コロナウイルス研究所起源」をめぐる深い闇。