【今週のサンモニ】「再エネありき」「反原発ありき」の時代は終わった|藤原かずえ

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『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


スタジオトークでは元村有希子氏がコメントしました。

元村有希子氏:明らかに背景には温暖化がある。(中略)
もちろん、温室効果ガスを止める、排出を減らすということだけでなく、適応ということをどんどんやって行かないと、暮らしに直結する被害が出る。私はガソリンの暫定税率廃止という動きもどうかなと思っている。
つまり、化石燃料の消費を促すような政策だ。50年後、100年後の地球がどうなっているかをちゃんと見極める。

確かにガソリンの暫定税率廃止は、化石燃料の消費を促す政策です。

ただ、それを言うなら、元村氏が主張し続けている太陽光や風力といった変動性再生可能エネルギー(VRE)の促進こそ、バックアップ電源となる化石燃料の消費を促す政策です。

変動性再エネは、天候や風量によって発電量が変化します。したがって、これをベース電力である原子力や石炭火力に置き換えようとすれば、その量と同量のLNG火力または石油火力発電を待機させておかなければなりません。

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