【今週のサンモニ】伝家の宝刀【言葉の切り取り】炸裂!|藤原かずえ

【今週のサンモニ】伝家の宝刀【言葉の切り取り】炸裂!|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。麻生発言を伝家の宝刀「言葉の切り取り」で言葉狩り!


仕事を高く評価した発言なのに

『サンデーモーニング』が問題視したのは上記4点です。このうち、上川陽子(カミカワヨウコ)大臣の名前を「カミムラヨウコ」としたことと「女性が日本の外務大臣になった例は過去にない」というのは明確な誤りですが、この手の間違いは『サンデーモーニング』でも日常茶飯事のことです。

ここで、実際の麻生氏の発言は次の通りです。

麻生太郎氏:昔より単純じゃなくなりました。国際関係はものすごく複雑になっております。それが今の世の中なんであって、政治はその中にあって、外交としていろいろな問題に対応させていただいております。その中で例えば今、女性というものであれば、今の外務大臣はカミムラヨウコ。女性ですよ。女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思います。

しかし、このカミムラヨウコは大したもんだぜ。これは。俺たちから見てても「ほ~、このオバサンやるね」と思いながら。こないだニューヨークであったけれども、少なくとも、そんなに美しい方とは言わんけれども、間違いなく堂々と話をして、英語も勿論きちっと話をし、自分で予約から何から外交官の手を借りながら「ああ、私がやるからいい」、自分でどんどん会うべき人たちを自分で予約を取っちゃう。そして会うべき人と、ぱっと1週間の間に、ニューヨークの国連の総会の後、バタバタバタっとやってのけたのを見て「は~、これは大したもんだ」とつくづく思いました。あんなことできた外務大臣、今までいません。

是非そういった意味で、新しいスターが新しい人がそこそこ育ちつつあるんだと思いますね。ぜひ女性、若い人、こういった人たちを、我々は育てねばならなん。そういう義務と責任があるんだと思っております。

麻生氏の発言内容は、上村大臣の仕事ぶりを高く評価するものであり、『サンデーモーニング』が容姿を揶揄したとする「オバサン」「美しい方とは言わん」は、本旨とは無関係なものです。

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