実際の映像は次の通りです。
「写真がすべてを物語っている」ギングリッチ元・米下院議長 旧統一教会系団体トップと岸田総理との面会認める | TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/885733岸田総理が旧統一教会系の友好団体トップらと面会していたとされる問題で、同席したアメリカのギングリッチ元下院議長がJNNなどの取材に「写真がすべてを物語っている」と面会の事実を認めました。ギングリッチ元…
つまり、2019年にギングリッチ元米下院議長の一行が自民党本部を表敬訪問した際に、同行者として当該人物がいたに過ぎないということです。
また、この時の30分程度の訪問をもって、岸田政調会長が統一教会に忖度するような深い関係性が生じ、今回の法案で優遇するに至ったと考えるのは、あまりにも蓋然性が低く、常軌を逸した飛躍がみられる暴論です。
さらにこの面談は岸田総理が統一教会との関係を絶つと宣言した2022年よりも過去の話であり、この面談を根拠に「やっぱり旧教団との関係が絶ち切れていない」という結論を導くのは、絶望的なまでに不合理極まりない推論です。
ちなみに、佐藤氏は、挙証不可能な前提から「岸田氏と教団は関係がある(断ち切れていない)」と主張しましたが、岸田氏がこれを否定するのは「ないこと」の証明、すなわち悪魔の証明が必要になります。
挙証責任がある側が責任を全うすることなく、陰謀論を展開して挙証不可能な悪魔の証明を批判する対象に課すのは、公共の電波を悪用した明確な言葉の暴力です。あえて言えば、このような非論理的な言説の論者が、毎日新聞の「論説委員」を務めていることに大きな疑問を感じます。
政権の行動を逐次チェックして必要に応じて批判することは、ジャーナリズムに課せられた使命です。しかしながら、疑いの蓋然性が極めて低いばかりか挙証不可能である事案に対して無理やり強い疑いをかけて批判するのは、公共の電波を悪用した卑劣な魔女裁判に他なりません。
根拠なき中国への希望的観測
この日の『サンデーモーニング』は、「風をよむ」のセグメントで「香港のいま」と題し、香港の民主化運動のリーダーとして逮捕され最近カナダに事実上亡命した周庭氏の発言を中心に中国共産党に対する批判を展開しました。