アナウンサー:野党は「議会政治をないがしろにしている」として、共同で衆院議長に審議時間の確保を要請。与党に対しては、総理が出席する集中審議を少なくともあと4日は開くよう求めましたが、与党側が受け入れた総理出席の集中審議は、僅か半日。
消費税減税や、国論を二分する安保政策など、国の方向を大きく左右する課題が山積のなか、高市総理の見解を質すことはできるのでしょうか。
高橋純子氏:与党が憲政史上最悪のことをやっている。暴走していると言って差し支えない。
高市氏が何か大いなる勘違いをされている。確かに選挙で自民党が圧勝しました。それは有権者が白紙委任状を渡したわけでもない。国権の最高機関である国会を軽視する。そこでの答弁を忌避する人は、政治家にも、ましてや首相にもなるべきではないと私は思います。
国会は政府の下請け機関ではないわけですから、予算委員長の振る舞いというのは、議会人として恥ずべき行為だと思う。与党・野党問わず、国会の議論を熟議の場にしていく。
これは選ばれたものとしての責任なわけですから、きちんと熟議というものを取り戻していただきたい。
高橋氏の言いたいことはよく理解できますが、今回の措置は、『サンデーモーニング』などが強く批判した政治の空白を埋めて予算の年度内成立を目指す方が、与党による質疑を行うよりも得策であるという考え方に立ったものです。
すなわち、議席の3/4を占める与党の質疑を最小限に抑え、議席が1/4の野党に9割の質疑時間を配分するものです。野党も審議日程に賛成しています。
異例の“土曜国会”は見送り 9日に新年度予算案の一般質疑と集中審議を実施…で与野党が合意 年度内成立への見通し変わらず|FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/1010992異例の“土曜国会”は開かないことで与野党が合意しました。5日午後に開かれた衆議院予算委員会の理事会で、与党側は今週末の7日土曜日と週明けの9日月曜日に新年度予算案について、一般質疑と集中審議を行う当初の提案を取り下げ、改めて9日の月曜日に半日ずつ実施する案を提示しました。野党側は、集中審議の質問時間の9割を配分するよう求め、与野党の合意が成立し、異例の“土曜国会”は開かれないことになりました。与党が目指す新年度予算の年度内成立への見通しは変わらない一方で、十分な審議を求めていた野党は当初の提案…
予算審議における与党による質疑の実質的な役割は、予算の内容の広報であり、与党が質疑に時間を費やすよりは予算の成立を優先するという判断をするのであれば、それも民意です。
もちろん、国会で丁寧な議論を行うよう監視することはマスメディアの重要な役割ですが、具体的な論点を提示することなく杓子定規に質疑を行うよう要求するのは、思考が停止しています。

