【今週のサンモニ】アクロバティックな「トランプ叩き」はやめましょう|藤原かずえ

【今週のサンモニ】アクロバティックな「トランプ叩き」はやめましょう|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


山火事から脈絡なくトランプ非難

2025年1月12日の『サンデーモーニング』は大統領就任も近いトランプ氏の話題が満載で、早くも徹底的な非難モードに突入しました(笑)。

このエントリーでは、トップニュースで展開されたアクロバティックなトランプ叩きを紹介したいと思います。

アナウンサー:「映画の都」ハリウッドを含む米国のロサンジェルス近郊で火曜日大規模な山火事が発生しました。15万人以上に避難命令が出る事態になっています。

浜田敬子氏:背景には気候変動問題が指摘されていて、太平洋側の海水面の上昇によって、乾燥が長く続いて雨が降らないことが指摘されているが、これって今後も頻発する可能性がある。山火事だけでなく、米国では毎年のように大きなハリケーンが起きている。

カリフォルニア州は、デビ―・ブーンの美しい曲『カリフォルニア』にあるように、暖かい太陽によって乾燥した地域にサンタアナ風と呼ばれる乾燥した強風が吹くことが知られています。

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その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!