現在の日本の喫緊課題五つ
忘れてならないのは、自民党総裁選挙は、事実上、一般会計の予算額が100兆円を超える日本国の総理大臣を決める選挙であり、政治資金不記載問題は、実際の国民生活に影響を与えることのない些末な問題に他なりません。
『サンデーモーニング』をはじめとする左翼メディアが、このような些末な問題をあたかも国政のメインテーマであるかのように【議題設定 agenda setting】することは、国の行方を誤らせるミスリードに他なりません。
現在の日本国の喫緊の課題は、
①国民生活の基礎となる産業構造の再構築
②高齢者偏重で破綻寸前の社会保障制度の改革
③供給不足と電力料金高騰と環境破壊で国民生活を苦しめる再エネ偏重のエネルギー基本計画の抜本的見直し、
④軍備を拡大する覇権国家である中露北の侵略に備える国家防衛戦略
⑤労使双方に利益をもたらす労働市場の自由化の促進
などであり、これらの課題解決に向けて論理的な政策を提案する政治家こそが総裁に相応しいと言えます。
このような国民本位のアジェンダを覆い隠し、毎週にわたって自民党の総裁候補者の人格攻撃を徹底的に繰り返す『サンデーモーニング』の生産性の低さにはウンザリします。
思えば、『サンデーモーニング』が覆い隠しているアジェンダは、いずれも番組のメインの視聴者層である高齢者や左翼にとって改革されたら不都合な論点ばかりです。
特に、②高齢者偏重で破綻寸前の社会保障制度や③供給不足と電力料金高騰と環境破壊で国民生活を苦しめる再エネ偏重のエネルギー基本計画について彼らが問題視することはけっしてありません。高齢者と左翼の怒りを買ってしまえば、番組存亡の危機になりかねないからです。
加えて、高齢者と左翼の視聴者をターゲットとしている番組スポンサーも黙っていないでしょう。所詮は、商売なのです(笑)
低次元なデマを何度も繰り返し
さて、『サンデーモーニング』は米大統領選のニュースでも、毎週トランプ氏を一方的に非難する報道を行なっています。今週はトランプ氏のある発言を不必要に何度も何度も繰り返し報じ、明らかに憎悪を煽りました。
アナウンサー:火曜日、テレビ討論会での初対決に臨んだトランプ前大統領とハリス副大統領、トランプ氏の失言とも取れる発言が意外な展開を見せています。「私たちを彼らに食べさせないで」ここ数日、自信のソーシャルメディアに猫の画像を投稿しているトランプ氏、候補者討論会でのある発言が波紋を広げているのです。その発言は移民問題を問われた場面で飛び出しました。
トランプ前大統領:スプリングフィールドでは不法移民が犬や猫を食べている。不法移民は住民のペットを食べているんだ。これが私たちの国で起こっていること。恥ずべきことだ。
アナウンサー:この発言に司会者は…
司会者:市に確認したところ、移民がペットに危害を加えた、虐待したなどの信憑性がある報告はないそうです。
アナウンサー:テレビ局側はファクトチェックをして訂正したものの主張を変えなかったトランプ氏。経済政策から外交まで議論が行われましたが、波紋を広げたのは「移民がペットを食べている」という発言でした。
<CM>
アナウンサー:火曜日、米国で行われた大統領選の候補者討論会。
トランプ前大統領:不法移民が犬や猫を食べている。
アナウンサー:トランプ氏のこの発言が波紋を広げています。
<スタジオトーク>
膳場貴子氏:思いがけない発言が注目を浴びることになって驚いたのですが。
アナウンサー:移民が犬や猫を食べているというトランプ氏の発言…90分の討論の後、どちらに軍配が上がったのか、CNNの世論調査では、ハリス氏63%、トランプ氏37%となっています。