トランプの「即時停戦」提案
そんななか、トランプ大統領は、ホワイトハウスの公式Xで次のように発言しました。
トランプ氏:「無条件降伏」以外には、イランとの合意するディールはあり得ない!…イランには偉大な未来をもつことができる。イランを再び偉大に。
イラン政府に対して無条件降伏を要求するトランプ氏ですが、哲学者のタレブ氏は、この発言を「即時停戦」の提案であると解釈しています。私もそう思います。
この「無条件降伏」の要求は、呑むことのできない条件を最初に要求して妥協を勝ち取るトランプ氏お得意の【ハイボールテクニック highball technique】であって、その目標は「即時停戦」にあると考えられます。イランのような宗教国家に対して、無条件降伏を求めることは、ゲリラ戦を誘発しかねない高リスクな選択です。
先週記事でも述べた通り、イランには組織的な専制体制があり、トップが敵に殺害されても、既に指名されている次のトップが即座にその地位を継承するのです。

