もちろん、犬笛を公然と問題視したこと自体は評価に値すると考えます。
しかしながら、『サンデーモーニング』自身も実際には犬笛のトップ奏者として知られています。
ネット上には『サンデーモーニング』の放送映像を違法にアップデートし、スケープゴートである政府を徹底的に攻撃する【エコー・チェンバー echo chamber】が存在します。彼らを活動させないためには、TBSが違法アップデートに厳しく対処すれば済むのですが、そのような様子はないようです。これでは犬笛吹きと呼ばれても仕方がありません。
また、「風をよむ」では、脱炭素問題をとりあげて、企業による再エネ拡大の取り組みを主張しました。
進まぬ再生可能エネルギーへのシフト・・・国主導の取り組みに諦めの声 Appleなど民間企業が独自に目指す脱炭素の未来【サンデーモーニング・風をよむ】 | TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2291784ガソリンの暫定税率廃止で、早くもガソリンの値段が一部で下がっています。一方で国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)で謳われた、気候変動への具体的対策にはどんな影響があるのでしょうか。「たった今、価格…
膳場貴子氏:政府の姿勢に対し、諦めの声すら聞かれる中、独自の取り組みを行う民間企業が出てきています。
その一つが世界的なIT企業・アップル。2030年までに、温室効果ガスの排出を実質ゼロにするとし、取引先にも部品製造などに、100%再生可能エネルギー使用を強く求めています。
その背景として、専門家は、そもそも再エネは決して不安定なエネルギーではないと強調します。
自然エネルギー財団・石田雅也研究局長(VTR):化石燃料に依存した事業を続けていると、コストの変動リスクを長期的に負う。場合によっては、(資材などの)調達が難しくなるということになる。そのあたりをちゃんと認識して、価格も量も安定的に見込める再エネを使っていく。
膳場貴子氏:実際、ロシアによるウクライナ侵攻のような事態が起きれば、石油などの化石燃料は価格が高騰し、調達も困難になります。
日本でも、ソニーグループが8月、自社だけでなく、主要取引先に対し、製品を作る際の電力を、2030年度までに100%再エネにするよう働きかけました。
その理由として「ソニーの事業は健全な地球環境があってはじめて成り立つ」などとしていますが、こうした変化の意義を石田さんは...
自然エネルギー財団・石田雅也研究局長(VTR):企業がこういうエネルギーが欲しいんだと供給事業者に伝えれば、それに応じざるをえない。そういったメッセージを発信していくことは、結果として、国もそれに合わせた促進策を展開していく必要に迫られる。国の政策を待つのではなく、自らが積極的に活動して国の政策を変えていくというぐらいの気概持つことが重要。
膳場貴子氏:国任せではない、脱炭素にむけた企業による真摯な取り組みはどこまで広がるのでしょうか。
しかしながら、まず大前提として、脱炭素を止めているのは、化石燃料をバックアップ電源とする再エネに他なりません。このことについては、これまでに何度も指摘してきました。
再エネ最大活用で日本は持続不可能社会に|藤原かずえ【2025年3月号】
https://hanada-plus.shop/products/845・エネルギー計画の落とし穴・「手段の目的化」そのもの・再エネ、経済性の噓・火力発電廃止で価格暴騰・CO₂排出量のレトリック・環境先進国ドイツの実態・現実的ではない蓄電量・再エネの安全性は高くない ページ数:12ページ(PDF)掲載号:月刊Hanada2025年3月号 ※商品の特性上、購入確定後のキャンセル・交換・返品(返金)はお受けできません。

