松原耕二氏:今はグローバル化によって中間層がやせ細って民主主義が揺らぎ始めて、自由貿易もこのままでいいのかという問いが生まれたわけです。
グローバル化によって中間層がやせ細ったのは事実ですが、トランプ氏を大統領にしたのはその中間層による民主主義に他なりません。民主主義は全く揺らいでいません。
今回のトランプ関税の教訓は、グローバル化を破壊する行為は国際分業化と自由貿易を前提とする世界に大迷惑をかけるということです。遅かれ早かれ、米国民も自分たちが大きな経済的損失を被ったことを認識することになるでしょう。
そして何よりもその損失を最小限にしたという意味で、農林中央信金の世界経済に対する貢献は大きかったといえます(笑)。

個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。