日本社会の常識からすれば進歩的な内容
2025年1月26日『サンデーモーニング』のトップニュースは、再び大統領に就任したトランプ氏の話題でした。
「性別は男と女の2つだけ」“トランプ革命”はじまる 慈悲を求めた主教にも「面白くはなかった」【サンデーモーニング】 | TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1689761就任演説で「革命」という言葉を使ったトランプ大統領。初日から26もの大統領令に署名するなど、まさに“トランプ革命”とも言える動きが見せています。1月20日、ワシントンの刑務所前に集まった人たちが待ってい…
アナウンサー:2期目に返り咲いたトランプ氏が語ったのは…
トランプ大統領(VTR)::アメリカの完全な復興と常識に基づく革命を始める。すべては常識の問題だ。
アナウンサー:自らの主張こそが「常識」だとして、それに基づく「革命」を宣言したのです。
トランプ大統領(VTR):(化石燃料を)掘って掘って掘りまくれ!性別は男と女の2つだけとする。
アナウンサー:環境保護政策の転換に、ジェンダーの多様性を擁護する政策の転換。近くで演説を聞くバイデン氏は苦笑いを浮かべていました。
この「革命」というのは、いわゆる革新的な政策ではなく、シェールガス・シェールオイルを含む米国産の化石燃料の積極的利用とジェンダー過激主義からの回帰です。
まず、化石燃料の増産については、世界的な需要低迷(供給過剰)とそれに伴う安売り競争の点でハードルは高いものと考えられます。シェール企業が供給コストをドラスティックに低下させない限り、大幅な増産については期待できそうもありません。