これは、誰も触れたくない戦後日本の姿をノンフィクションとして問うた大作。今の日本の国際関係、安全保障を巡る政治の残酷な現実を見事に描き出している。今、日本はどうすべきか?の解決策も明示している。鍵を握る言葉は、「結界とは何か?」である。最後の最後まで、ハラハラ・ドイドキの読み出したら止まらない。安全保障・インテリジェンスに興味ある人の必読書である。
ダイレクト出版 2178円(税込)
1953年、新潟県生まれ。大平正芳事務所を経て、自由民主党職員に転身。政務調査会にて外交・国防・安全保障・憲法等の重要政策を担当。歴代16人の総理大臣に仕え、自民党の〝番頭役〞と呼ばれる。拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー、日本論語研究会代表幹事、日本国際問題研究所客員研究員など幅広く活躍。著書に『気配りが9割』(飛鳥新社)など多数。