毎日新聞による“脅迫”取材!~武蔵野市の住民投票条例問題~|和田政宗

毎日新聞による“脅迫”取材!~武蔵野市の住民投票条例問題~|和田政宗

外国籍の住民も日本国籍の住民と同じ条件で投票権を認める東京都武蔵野市の住民投票条例案。「実質的な外国人参政権にあたるのではないか」という懸念の声が上がるなか、なぜ松下玲子市長はこの条例案を強引に推し進めようとするのか。そして、なぜ毎日新聞は条例案撤回を求める和田政宗議員に対して暴力的取材を行ったのか。和田政宗議員がマスコミによる妨害活動のすべてを告発!(写真提供/共同通信)


毎日新聞はジャーナリズムではない!

私はジャーナリズム出身であるが、このように、公人であったとしても被取材者に恐怖を感じさせる取材手法はあり得ず、今回の取材手法についてどのように考えるか、毎日新聞社に文書で質問した。そうしたところ、毎日新聞の公式回答は「通常の取材の範囲」というものであった。

このような脅迫的取材を「通常の取材の範囲」とする回答は、ジャーナリズム出身者としても被取材者としても許容できない。こうした回答は、毎日新聞が社としてこうした取材をあえてさせ、問い合わせがくればこのような回答で逃げるという手法なのではないかという疑念すら感じるものである。

私は、今回のような脅迫的取材手法を「通常の取材の範囲」とする毎日新聞はジャーナリズムではないと考えるので、今後、毎日新聞の取材は未来永劫一切受けないことをSNSで表明した。

また、毎日新聞の後藤記者と神奈川新聞の石橋編集委員は演説会場で随時目配せをしていたが、何か連携でも取っているのだろうか。2人の記者の行動は、取材活動ではなく、真の目的は演説の妨害活動なのではないかという意見を多く頂いた。

朝日新聞による“印象操作”

さらに、メディアにおいては、この住民投票条例案を何としても通そうと、都合の悪い数字を隠すような記事の手法が見られる。

朝日新聞は12月11日の紙面において、「今年3月のアンケートでは外国籍の住民を投票資格者に含めることに73.2%が賛成だった」と書いた。このアンケートは武蔵野市が行ったものだが、市民抽出型で回答はたった509人。武蔵野市民は約14万8千人なので、わずか0.3%の人数である。

しかもアンケート送付者数は2000人。約1500人が回答しておらず、「分からないので答えない」「回答拒否」の方が一定数そのなかに含まれると考えれば、このアンケートの結果をもって「賛成意見が多い」というのは極めてお粗末である。

他のメディア、特にNHKにおいても「おはよう日本」などで、この住民投票条例には問題点がないかのような論調が見られた。

武蔵野市住民投票条例案は、21日の市議会本会議で採決見通しだが、議長を除く議員25人のうち反対の投票をするとみられるのは現在最大で11人から12人で、過半数にわずかに足りない状況だ。

議会を二分し、市民を二分している住民投票条例案をこのまま押し通して良いのかという根本的な疑問を、松下市長は感じないのだろうか。問題の多い条例案を否決するために皆様の支援の輪を何卒広げて頂きたい。

私も最後まで力を尽くす。

関連する投稿


衆院3補選「3つ勝たれて、3つ失った」自民党の行く末|和田政宗

衆院3補選「3つ勝たれて、3つ失った」自民党の行く末|和田政宗

4月28日に投開票された衆院3補選は、いずれも立憲民主党公認候補が勝利した。自民党は2選挙区で候補者擁立を見送り、立憲との一騎打ちとなった島根1区でも敗れた。今回はこの3補選を分析し、自民党はどのように体勢を立て直すべきかを考えたい。(サムネイルは錦織功政氏Xより)


「子供1人生んだら1000万円」は、とても安い投資だ!|和田政宗

「子供1人生んだら1000万円」は、とても安い投資だ!|和田政宗

チマチマした少子化対策では、我が国の人口は将来半減する。1子あたり1000万円給付といった思い切った多子化政策を実現し、最低でも8000万人台の人口規模を維持せよ!(サムネイルは首相官邸HPより)


改正入管法で、不法滞在者を大幅に減らす!|和田政宗

改正入管法で、不法滞在者を大幅に減らす!|和田政宗

参院法務委員会筆頭理事として、改正入管法の早期施行を法務省に働きかけてきた。しかしながら、改正入管法成立前から私に対する事実無根の攻撃が始まった――。


硫黄島をはじめ多くのご英霊の力で、今の日本がある|和田政宗

硫黄島をはじめ多くのご英霊の力で、今の日本がある|和田政宗

先の大戦有数の大激戦である硫黄島の戦いで、日米両軍合わせて2万9千人が亡くなった。今回の訪問で、硫黄島で戦った方々がどのような状況で、どのような思いで戦ったのかを、まざまざと知ることができた。


「もしトラ」ではなく「トランプ大統領復帰」に備えよ!|和田政宗

「もしトラ」ではなく「トランプ大統領復帰」に備えよ!|和田政宗

トランプ前大統領の〝盟友〟、安倍晋三元総理大臣はもういない。「トランプ大統領復帰」で日本は、東アジアは、ウクライナは、中東は、どうなるのか?


最新の投稿


【今週のサンモニ】黒川敦彦氏は『サンデーモーニング』の申し子|藤原かずえ

【今週のサンモニ】黒川敦彦氏は『サンデーモーニング』の申し子|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


日本保守党初陣の裏方日記|広沢一郎

日本保守党初陣の裏方日記|広沢一郎

日本保守党事務局次長の広沢一郎氏が日本保守党の初陣となった選挙戦の舞台裏をはじめて綴る。〈あれこれ探している時間がなかったので今回は私が2011年の県議選用に買った自転車を名古屋から運びました〉


【今週のサンモニ】病的反日陰謀論の青木理氏は今週も絶好調|藤原かずえ

【今週のサンモニ】病的反日陰謀論の青木理氏は今週も絶好調|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


全米「反イスラエルデモ」の真実―トランプ、動く! 【ほぼトラ通信3】|石井陽子

全米「反イスラエルデモ」の真実―トランプ、動く! 【ほぼトラ通信3】|石井陽子

全米に広がる「反イスラエルデモ」は周到に準備されていた――資金源となった中国在住の実業家やBLM運動との繋がりなど、メディア報道が真実を伝えない中、次期米大統領最有力者のあの男が動いた!


薄っぺらい記事|なべやかん遺産

薄っぺらい記事|なべやかん遺産

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「薄っぺらい記事」!