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書評:山岡鉄秀『日本よ、情報戦はこう戦え!』

山岡鉄秀『日本よ、情報戦はこう戦え!

本誌でもおなじみの、また、小社より慰安婦問題に関する英語報道を扱い、謝罪外交の誤りを指摘した『日本よ、もう謝るな! (ASUKASHINSHA双書)』を刊行している山岡鉄秀氏は、特に慰安婦問題に関する朝日新聞や外務省の「背信的」英語表現を指摘してきた。

ケント・ギルバート氏との対談でも語っていたように、現在は朝日新聞へ英語表現の変更を申し入れ、朝日側からの回答を得ている。その回答は月刊『Hanada』でも紹介している通り、実にお粗末なもの。ついには朝日新聞デジタルサイト内での「検索回避メタタグ問題」まで明らかになっている。まさに朝日新聞が「日本の敵」であることが、山岡氏・ケント氏の指摘により、明るみに出てきている。

朝日新聞のみならず「内なる敵」がいる日本の場合、より情報戦に対する感度を高めねばならないのに、これまで全くの手薄だったことは論を俟たない。

ではどうすればいいのか。その疑問に答えるのが本書だ。しかも「私たちに何ができるのか」という観点から、公的機関の英語表示や説明文の修正を国会議員などに働きかける重要性と方法を指南。「外務省がやらない」「政治家がだらしない」と嘆く前に、明日からできるロビー活動による積極的な政治への関与を促す。

〈我々日本国民も、自分たち自身の気構えをしっかり変えていく。そして政府の姿勢を変えていく〉

まさに「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりを付けましょう」の精神だ。情報戦を戦うのは、他の誰でもない、「私たち」であることを教えてくれる。
 
育鵬社 1728円(税込)

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  1. 編集部

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